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African Air

「アフリカの風」at「SAFARI」赤坂

 

2017. 8. 14 Monday

Facebook 公式アカウント

 

諸事情でしばらくお休みしていた行脚再開が決まった。

(お気遣いのメールをくださった方々、ありがとうございます。)

行脚場所は姉のアイデアで、初のアフリカ料理!

 

赤坂にある『SAFARI』は、激辛旨辛活動でいつもお世話になっているとんがらしさんが常連で、ブログからその情報を楽しませていただいていた。

 

『SAFARI』に関していくつか記事を書いてらっしゃるので、関心ある方は是非ご一読を。

例えば:

とんがらし食べ歩き 『山羊さんの新メニューかな?@赤坂SAFARI』

 

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お店の定休日が日曜日であることから、平日扱いになっているお盆休みを利用して皆で集まることに。

ただその前に、「通」 の意見を伺いたい・・

 

メールで連絡を差し上げると、早速嬉しいお返事が♡

 

「サファリで辛いメニューは、ドロワット(水を使わない辛口カレー)、それより辛いオジャ(同じくカレー)の 2品です。ランチタイムの8割近くの人がドロワットを食べているようです。 オジャはそこそこ激辛メニューです。 料理は、牛肉、鶏、羊肉中心ですが、ワニ・カンガルー・ホロホロ鳥などもよく食べられています。」

by とんがらしさん

 

大変興味深い!

予約を取ったことを告げると、

 

「今日か明日、SAFARIに顔を出すつもりですので、話をしておきます。

月曜日だと、ワンダサンとジェイジェイという二人のエチオピア人シェフがいますので、会話が弾むと思います。運よく?客のアラブの商人が来ると、ますます盛り上がるでしょう。」

 

とてもありがたいお心遣いに、姉妹3人で泣けたのでした。

 

そして行脚当日・・

 

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そのとんがらしさんご本人が、シェフと和気藹々とお話ししていらっしゃる。

それだけではなく・・・

 

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今年育ててご自分で収穫されたという、貴重な『スコーピオンペッパー』を披露してくださった!

綺麗なトマト色に美しく輝き、妖艶なパワーを醸し出す唐辛子。

気付いたらいつの間にか実っていたとか。さすがです。

 

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豊富なメニューは、どれもこれも美味しそうで不思議なオーラを漂わせている。

 

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このページに、今回欠かせない目的ディッシュが!

 

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主食も色々あり、面白い。

アフリカ料理と言っても、北アメリカを重ねるととんでもない大きさが分かるほどの巨大なアフリカ大陸、種類の豊富さは当然のことであろう。

 

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そんな中でこのページに辿り着き、姉が興味深い情報を教えてくれる。

様々な植民地時代を経験したアフリカの国々で、唯一植民地を経験しなかったエチオピア、そのため他の国(フランス・イギリス・ポルトガル・オランダ etc...)の影響も食文化にも受けず、独自の伝統と文化を貫いて残している大変ユニークな国なのだとか。

 

エチオピアの主食、『インジェラ』

イネ科の植物である「テフ」の粉水で溶いて3日かけて発酵させ、巨大な鉄板で薄いクレープ状に片面だけ焼き上げたもの。 見た目はクレープの生地よりやや厚め。

『ワット』とはアムハラ語で「惣菜」を意味し、このおかずを、主食であるインジェラとともに食される。

 

これがエチオピアでの普段食。

『インジェラと4種類のワット』ディッシュは、予約することで体験することができる。

 

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まずはアフリカのビールで乾杯し、それらのスキッとした爽やかな味を楽しみながら、どんなスパイスやハーブを体験しようか悩み始める。

 

お店に用意されているのビールをいくつか味わった中で、Asuka個人的には、Celtia(Tunisia) /セルティア、チュニジアのビールに好みの個性を感じた。すっきりして飲みやすいのだが、しっかりした 味とコクで「いつもと違う美味しいビール飲んでる!」感をより楽しめた。

 

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店内は落ち着いたイエローライトに包まれていて、ゆったりと会話したい友人同士で、またしっとりとしたデートにも最適。

外の現実の喧騒を忘れて、異国の雰囲気に抱かれながら普段口にすることのない料理を味わい、生活のリフレッシュを得られるだろう。

 

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壁画のシマウマさん、素敵。

 

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私たちのテーブルの横では、こんな子が微笑みながら見守ってくれている。

 

さて、料理の選択は、こんな稀な機会だからこそ通にご教示いただこう!と、とんがらしさんにアドバイスをお願いすることに。

 

かなり美味しいという「ホロホロ鳥」が、今日は切れているとのこと・・ 残念。訪問を検討されている方は、事前にお電話で「ホロホロ鳥」の在庫を確認してみると良いかも。

 

当然どれもお勧めであろうから、そこから数種をピックアップするのに悩んでいただいている中、シェフもヘルプに飛んで来てくださる。

アフリカ料理ビギナー向けに、スターターとしてお二人に選んでいただいた3点が以下に続く。

 

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エチオピア料理『ビーンズサラダ Beans Salad 』

 

これは!

これは!

 

ひゃ〜 美味しいいいいいいい!

 

もちろん味は違うのだが、メキシコの「サルサ」を彷彿させる。

美味しいものって、シンプルでいいんだって、再認識させられる。

素材を引き立たせるのは、ビネガー、レモンなどの柑橘系、塩、そして出汁系はなんだろう?レンズ豆(レンティル)がほんっとうに美味しい。塩っぱさ加減が実に見事で、お酒のおつまみとしての最高レベル。

レンティルは嫌いではなく、レンティルスープなど普通に食べてきたが、特に好きとも思ったことも今までなかった。だが。

これ、作りたい!!! !!

 

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『ダチョウのたたき Ostrich TATAKI』

 

甘いセサミソースが、味の変化を与えてくれて楽しい。

ダチョウのお肉って、鶏肉より濃厚だけどしつこさは全くない。とっても柔らかくて食べやすい。

 

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『チュニジアン タジン Tunisian Tajine』

 

とんがらしさんが、お勧めなんだけど「アフリカ料理」の味として躊躇っていた一品。

なるほど!

あのね、日本のオムレツに似ている味!ツナやじゃがいもが入っていて食べ応えたっぷりなんだけど、味が優しくて、ガツンとしたパンチはない。けれど、グツグツとしたチーズを舌でふんわり溶かしながら、世界中で美味しいものの共通点をしみじみと味わうのは乙なもの。

 

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この辺でワインに変え、これからのスパイスのお出迎えに備える(笑)

リーズナブルな価格のボトルワインがいくつか用意されているので、是非お店で聞いてみてください。

 

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『青唐辛子のソース』

料理のお供にオススメだそうだ!

各ページに登場しているので頼んでみた。登場したのが、おお〜 うなぎのタレ的な、微笑ましい登場。

 

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青唐辛子のソースを楽しみたいこともあって、頼んでみたのが、こちら

 

『おつまみAセット』

チキンのくんせい・アフリカンポテト・ビーンズサンブーサ Beans Sambusa

 

『チキンのくんせい』には甘いソース。チキンに浸みているピリッと締まったスパイスが、この甘いソースと見事なハーモニーを奏でる。

『アフリカンポテト』は、アーモンドを使った発想がアメリカンやフレンチと全然違う(是非お試しを)。

『ビーンズサンブーサ』は、わーまたレンズ豆がびっくりするほどたっぷりで、美味しい〜

カリッとした皮と一緒に食べるとクセになり、お酒が進む!

 

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青唐辛子ソースは・・

 

「爽やか!!!」

 

シェフが、「このソースは何にでも合います、揚げ物、お肉、お魚、野菜、ご飯、お刺身でも!」

 

分かる!これでハマチのお刺身とか今すぐ食べたい(笑)

ステーキやハンバーグなどいつものお肉料理に変化をつけたい時、さらに豊かになる味自体のほか、この爽やかすっきりの辛味でこってり感が減少されるのではないだろうか。唐揚げなど揚げ物にも当然合うだろう。浅漬けにプラスして、変わり漬物で日常食に変化をプラスするのも楽しいだろう。

 

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そしていよいよ、スパイス(辛さ)の検証へ。

 

エチオピアカレー『ドロ・ワット Doro Wato』

ドロ・ワットは鶏肉とゆで卵のワット。

8時間ほど煮込む、お正月や誕生日など特別な日・お祝いの機会に食べるお料理だそうだ。かなり手がかかるので、お母さんは作るのを嫌がるのだとか。

初めにタマネギを茶色くなるまでひたすら空炒りするとかで、日本のカレーとも共通するところがある。

水を使わないとはいえ、日本のドライカレーとは全く違う。ここまでスープっぽくするためには、タマネギがふんだんに使われているのであろう。

 

エチオピア料理の基本的な調味料としてあげられる、辛いバルバリ(Berebere)。

「バルバリ、カルダモン、ショウガ、フェヌグリーク、クミンなどの香辛料、香草が使われ、鶏肉とゆで卵を使ったドロ・ワットは最上級のワットで、これを供することがもっとも丁重なもてなしとされている」 - *ja.Wikipedia

 

クローブがとても効いている!そして、八角、シナモン的なスパイスの存在。

スパイスの融合・競合という点では、どんなに辛口でも味が決して争わない優しさを大事にする日本のカレーとは当然ながら全く違う。口の中で各種のスパイスとハーブが弾け、飲み込むまで複雑なダンスを続ける。

 

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北アフリカ『オージャ Oja』

 

ドロ・ワット同様、こちらも水を使用しないカレー。

赤みが違う。

 

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オージャの辛味の源として、バルバリの他にハリッサを使用してるとのこと。

 

一口、スプーンで口に運ぶと、

「うん、これは確実に激辛系だ。」

 

次元を超えた激辛ではなく、料理自体の持つ素材はしっかり活きている。

ふわっと次第に膨らんでいく辛さが、じわじわと身体中に広がって、爽やかな汗を感じ始める。

ドロ・ワットより粉っぽさを感じるが、味や舌触りを邪魔するほどではないので気にならない。それどころか、水を使わずここまでスープ状態にできることに感動。食べ応えのあるごろっとした柔らかいチキンが、口の中で豊かなソースと一緒にさくっ、ほわっ、ジュワッと溶ける。

 

どちらも、薄いピタのようなパン(事前にお願いしていないので『インジェラ』ではない)にも、程よい硬さにほっくり炊かれたごはんにもよく合う。

 

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隣のテーブルからのリクエストで、今宵特別に作ったというラム肉の煮込み。

いかがですかと勧められたら、こんな素敵な機会、当然いただきます!

ラム特有のにおいがハーブとスパイス巧みに融合・融和され、くさみ系が気にならない。しっかりコクがあるのにしつこさはなく、お腹にもたれない重厚感。

骨髄付きで、旨味を骨からまで吸い取れる。

 

さて、激辛カレーを堪能しながら、これまでの様々な激辛料理を思い出して語る中、激辛ラーメンの食べ方に話題が移る。

通常の日本人独特の麺を「すする」食べ方では、大量の辛味成分ががもろに口、鼻腔、喉に飛び込みむせてしまう為、かなりの激辛ラーメン(スープ)では独特の食べ方が必要になる。

いわゆる欧米人が行う麺の食べ方 -- スプーンなどに麺をある程度載せ、麺をすするのではなく口に運んで中に含ませる方法。

欧米人は(よほど日本食に通な方以外は)ほとんど「すする」という食べ方を知らないのでできない。

 

実はAsukaは諸事情で、子供の時からお蕎麦やラーメンを「すする」行為をみっともないと思ってしまい、その所為で麺をすすることができなくなってしまった。

だが、成人して高校時代の親友に久々に会い、一緒にお蕎麦を食べた時、その友達の蕎麦の食べ方に感嘆した。

これは、食の音楽。

ザッザッとリズミカルに箸で蕎麦を口の中へと運ぶ姿は、それまで思い込んでいたズルズルしたみっともなさを搔き消し、食の美しさだけを漂わせていた。

 

食べ物や飲み物を音を立てて啜ることは英語で Slurp (Slurping)で、 欧米では怒られてしまう行為。

でもこれは、どっちかと言うとチュルチュルズルズル音を立てる、私が嫌な印象を持った由来でもある、みっともなくネガティヴな行為を表すような気がする。私が感動した友達の蕎麦の食べ方は Suck (吸う) -- 掃除機がザッザッと吸い込む雰囲気。 でも日本の麺を啜る文化を知らない人に Sucking noodlesと言ったら、何のことかと目を丸くされてしまうだろう・・

Slurping noodles aesthetically だと分かるか??

 

この、「すする」と言う独特の食べ方で、味や風味が変わるのではと、話が膨らむ。

姉ゴショが、ワインテイスティングをたとえに持ってくる。ごくごく飲む時の味だけではなく、口に含む様々な飲み方でワインの何通りもの味と香りを楽しめる。「すする」ような飲み方も存在する。空気と融合させ、舌での味わいだけではなく、鼻腔に通す香りも楽しめる。

ラーメン、うどんや蕎麦も、「正しいすすり方」をすることにより、ただ口の中に運ぶだけの場合プラス、より深くバラエティーに富んだ味と香りを楽しめるのであろう。

 

「食べ方」で変化する味、またワインテイスティングの話題で、妹ナオが「オリーブオイルテイスティングができるお店がある」との興味深い情報を!

美味しい激辛の追求には、味わい方への追求も大切な要素。そのお店はハーブやスパイスを少し変わった観点から楽しめそうだ。

 

次回へのつながりが見えた段階で、今回の初のアフリカ料理の終盤を迎える。

 

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お隣では、インターナショナルなテーブルで、誕生日パーティーが開かれていた。

この後アフリカンミュージックに乗ってダンスタイムが繰り広げられたが、妹の踊りを楽しみすぎて写真撮影をすっかり忘れていた!無念。

 

唐辛子しか入っていないブータンのシチューとか、エチオピアの水を使わないカレーなど、世界の様々な料理に出会うと、その違いに驚嘆や感動すると同時に世界中に通じる共通点も発見でき、実に面白い。

次の舞台でも少し変わった趣を楽しめるであろう。

お楽しみに (^-^)

 

 
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