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「参鶏湯5辛」by「鳥一代 恵比寿店」恵比寿

2012. 11. 19 Monday

http://www.toriitidai.com/ebisu


*** 写真 & 文章 by 次女 Asuka ***


情報源は再び、『激辛姉妹』の名付け親でもある辛友氏。ある日激辛仲間の主催する激辛会に参加し、そこで出会ったのが...

「ええっ?サムゲタンって、体に良い薬膳鍋でしょう!?」

それがとんでもない激辛だったらしい。それもその筈、あのジョロキア入り。姉妹行脚で企画してはどうかと見せられた写真がこれ。

 

10_01

 

5辛を完食するとなんと無料!こんな強気に出るのはきっと半端ではない辛さの筈。イベントとして面白い企画になると早速姉妹達に提案すると、二人とも大賛成。

「ゲストはどうしようか。」

ゲストを呼んだとしても、矢張り姉妹達だけで三人分の鍋に挑戦すべき。ゲストは挑戦しても良し、観戦のみでも良し。どちらにしろ、いつものように少人数のイベントにしよう。

そんな訳でまだ未参加の人々を中心に、興味を持ってくれている少数の激辛仲間達に声をかける。


今回は姉妹の名刺も用意したので、早速それを使える機会に。

 

☆☆☆

名刺を作ろうと思った切っ掛けが、神奈川県大和市にある『七代目哲麺 大和店』で味わった『激哲ラーメン』

http://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140702/14032943/

 

哲麺はフランチャイズ化を続けているが、超激辛の『激哲ラーメン』はここ大和市の哲麺限定品との事。

 

食券を渡す時に「とっても辛いですが大丈夫ですか?」と尋ねられ、いつものように激辛と言っても大したことはないだろうと思い「大丈夫です」と答える。

ところが!ハバネロパウダーをたっぷり使うこの『激哲ラーメン』の辛さは半端ではなかった!やぐら亭の『ほたる』で言えばレベル3には匹敵するのでは、というのが、この日一緒に食べたレベル3体験者の連れの意見。

 

10_03


二人で汗と鼻水と葛藤しながら食べ続けるのを、オープンカウンターから興味深そうに眺めていた店長さん(かな?オーナーさん?)、「すごいですねぇ」と食べ進める我々の器の中を見ながら感嘆する。

一口でギブアップする者、8回挑戦してまだ完食出来ない者等々がいるこの一品、二人での挑戦は矢張り数少ないそうだ。しかも二人で完食してしまったから感動の世界になる。今まで300食以上提供してきたこの『激哲ラーメン』完食者は我々で1718人目であった。

「水を飲んだら命取り」などの会話を聞いていて我々の激辛通振りに気付き、店長さんは色々と話し掛けてくれた。ここまでの辛さにして且つ旨味をしっかり保っていることに感動した私、自然と辛さだけではなくその中の美味しさの追求が神髄である『姉妹激辛行脚』の話題へと進む。

「是非三姉妹で来て下さい!」とショップカードを手渡された時、折角ホームページも作った三姉妹の情報を伝えられるカードが無いことを悔やんだ。

二人でこんなに感激されるなら、三人で完食したらこのお店の歴史に残るよなぁ。

そうだなぁ、有名になるのは努力が必要だよなぁ。

そんな流れで一発目をデザインしてみた。

 

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☆☆☆


一気に冬の到来を感じさせ、冬好きの私をも「寒い」と思わせる月曜の夜、仕事帰りのメンバーが恵比寿駅に集合する。

今回のゲストは:

mami 初参加

まいりん 初参加

ビョンウ #8トンポー参加

いなぞー #4大沢食堂 + #7やぐら亭参加

そして三姉妹の計7名。


電話で予約を取ったときから、店長松江氏の対応は大変気持ちの良いものだった。『お待ちしています!!』の言葉が、こちらより張り切っているように感じられた。

テーブルが78個の思ったよりこじんまりした店内に見えるが、どうやら隠れた所に個室があって席は60人まで用意されているらしい。

奥のテーブルに通されると、松江氏自らが接客をしてくれ、電話で挑戦を既に告げていた『激辛参鶏湯』5辛について早速相談する。

「鳥一羽が入っている1鍋が大体3〜4人前ですので、7名様ですと2鍋完食して頂けましたら無料に致します。」と、丁寧な説明。

...でもとても辛いですよ?私は1辛で充分です。」

と、本当に心配した表情で私にぼそりと告げる店長。

「はい、無料は飽く迄もイベント的おまけの積もりで、完食は気にしないで無理せずゆっくり楽しく食べますので、心配なさらないで下さい」と、半分本気か嘘か分からない台詞がするすると私の口から。

でも本当に、ジョロキアの威力を舐めてかかってはいけない。辛味度(スコビル数値)はあのハバネロの約3倍である。

「無理しないでね。分かっていると思うけれど苦しみは時間差で来るからね。大丈夫と思っても、胃と相談しながらゆっくり食べてね。完食しなくてもいいんだから。」

幹事として皆の命を預かっている(!)立場上、警告をしつこ過ぎる程繰り返す。

まずはビールとつまみで前座の会話を楽しもうと思っていると、頼んだビールより鍋2つの方が先に姿を現す。

 

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この『参鶏湯』 – ひなどりまるごと一羽の中に、もち米・なつめ・ニンニク・栗等を詰め、10時間コトコト煮込んだ、『鳥一代 恵比寿店』が誇って提供する自慢の特別品。

我々のテーブルに現れたのは、それから更に3時間煮込まれた、13時間の芸術品。

見た目にあまり激辛度のインパクトは無さそうだが、美しいオレンジ色に輝くスープの表面に密集する赤く細かいパウダーは明らかに辛さの源。

ってかね、参鶏湯のスープって普通白いんですけど!

既に仕上がっているこの料理、コンロに火を付けるのと同時くらいに、松江店長がナイフとフォークで鍋の中の鳥肉の身をほぐしていく。

 

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因みに写真は無いがここにコラーゲンボールがころりと投入され、女子群の中から「きゃ〜♡」というテンションの高まった叫びが響いたのであった。

 

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鍋が熱くなるまでの間、既に『激辛界』でしか出来ない激辛話で盛り上がっているゲスト達。え〜と、彼等殆ど初対面なんですけれど。僅か数分で、激辛という共通点だけで仲の良い友達同士と化す。

 

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煮立ち始めるスープ。それを見つめながら地獄を連想していたのは私だけであろうか?

 

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最初の一口という任務は私が責任を持って果たす。

 

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無言で一口、二口、皆が見守る中、更にもう一口。

何も言わない私に集まる怪訝そうな視線を感じたので、「辛さも痛さも時間差で来るから」と私。「ジョロキアの苦さがまず来る。まだ何ともはっきりしたことは言えないけれど、うん、これは行けると思うね。ただ、苦しみもあるね。」

その発言で、皆が燃える。各自器に盛り、よっしゃ!と勢いを付けて食べ始める。

ハバネロには独特の酸っぱい香りと、フルーティーな甘さがある。それが結構料理の出しや他のスパイスを攻撃してしまうことがあるのだが、苦みが特有のジョロキアはカレーやスープ等の味わいを変えず殺さず辛くしてくれる。ハバネロより様々な料理に合わせられると思う。

びりりとした激辛とずんと来る苦みの中で、じっくり煮込まれた鳥のエキスがしっかり感じられて美味しい。ゆっくり口の中でそのエキスを味わうと、ハーブやスパイスや他の素材が舌の上で踊り始める。あっさりしているのに奥深い。

こんなにも長く煮込むと、骨までほろほろと柔らかく、本当に全部残すこと無く食べられる。

うん、これはかなり辛い、そしてしっかり旨味を保って美味しい、確かに貴重な一品である!!!

 

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さて、妹の反応は?

 

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そして姉の反応は?

 

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そしてゲスト達は!?

「美味しいわ〜」と、目をぱっちりさせてまいりんちゃん。

 

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「でも辛い〜!」

背後であははとmamiたん。

 

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私はと言うと。

実は2回目に器に盛ったスープを食べ進めているうちに、早くも胃の異変に気付いた。これは、『あの』痛みである。

第一回やぐら亭の悶絶が脳裏によぎる。

そう言えば、ランチのお弁当に、何も考えずにいつも通りデスソースをたっぷりかけてしまっていた。しかもいつもより大量に使ってしまい、あぁ今日は胃を休ませておくべきだったと気付いた時はもう遅かった。

それが凶と出たか。胃が「ちょ、ちょっと待ってよ。」とうろたえているのを感じる。

目の前の姉のゴションにその旨を告げる、「そんな訳で私、ちょっと調子良くないわ。」

「時間制限はないんだから、ゆっくりゆっくりマイペースで食べよ。」

そう言ってくれる姉。

ただ、前兆も何もなくいきなり来た鈍い胃痛だったので、そんなに心配はしなかった。この類の痛みは “Come and Goes - 行ったり来たり”で、食べる量や内容やスピードで調子を見ながら自分でコントロール出来る。怖いのは時間差で後に来る突き刺すような痛みである、襲われたらコントロールの仕様が全く無いのだ。

痛みを感じているのはどうやら私だけらしく、姉妹達は平気そうに(姉は「カラッ、カラッ」と定期的に小声で叫びながら)食べているし、ゲスト達も「辛いけど余裕!」と汗をかきながらも笑顔で食べ進めている。

「本当に時間差だから、ちゃんと胃と相談しながら食べてね?」と、自分の調子を見て少し周りが心配になり、最後の警告を発する。

ゆっくりではあるが、じっくりと自分の分量をこなす私。スープが冷めてくるとジョロキアの苦みがより引き立ってきて、少し飽きが出て来る。

その飽きの為か、後半は皆ペースが落ちてくるが...


決着は割と早くついた。

 

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最初から我々のテーブルを見守っていた松江氏、順調に鍋の中を片付けて行く我々の様子に度肝を抜かれる。

「うわぁ... 凄いですねぇ...

虚勢を張って無理をしているのか、本当に余裕なのか、判断がつかないといった表情。


終わりました〜と笑顔のメンバー。

鍋2つ分無料にして頂いた。感謝です!

 

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終わった所で、出来上がったばかりの名刺と共に写真に納まる姉妹。

 

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この辺で、男性メンバー2人に異変が起こった。突然のことであった。

「大したこと無かったね」とずっと笑顔で食べ続けていたビョンウ君、「イタ!イタタタタ!」と立ち上がる。

ほぼ同時に、激辛汗が冷や汗に豹変したいなぞー氏も無言で立ち上がる。

2人でトイレへ。

そしてまいりんちゃんにも変化が起こる。胃をさすり始め、笑顔の中に苦痛が生まれ始める。この歪んだ笑顔、知る人ぞ知る苦悩の表情。さする手が暫くお腹を離れない。


ハバネロもであるが、パウダーは割と口の中で感じる辛さ度は弱い。だからこそ、食べている時に感じる危険度も弱い。胃が打撃を被ったことに気付いた頃はもう遅い。

この苦痛経験者は、各自の対処法も知っている。割とすぐにトイレから戻って来たいなぞー氏、じっと動かず痛みが去るのをひたすら待つ、自己の方法で苦痛と戦う。彼に再び笑顔が訪れたのはおよそ1時間後くらいであろうか?この時の笑顔が、見守る周囲を心からほっとさせるんだよね。ああ良かったと嬉しい。

 

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ビョンウ君にとって今回の苦しみは洗礼であった。誰もが覚えている - 初めての時、この得体の知れない痛みにはかなりの恐怖感が伴う。地獄的な最初の数分感ですっかり不安になったに違いない、その後も未知の苦しみと不安に呻いているので、その様子を見守っていた私の口から出たのは「もう最悪の痛みは去ったんだから、救急車で運ばれることは無いから安心しなさい。」と、果たして安心出来るのか出来ないのか分からない台詞。「死にはしないから。」

「もうこんな思いはしたくない!」

復活フェーズの途中で断言するビョンウ君。

そう、それも皆が通る道。その台詞をこれから何度呟くことになるでしょう?

ほら、元気になると、もう激辛のこと考えていない?


分かり切ってはいたが、汗も鼻水も涙も無関係、始終全く平気なのが彼女。「可愛いチワちゃん」と癒し系マスコット的存在になりつつある。

 

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そして大人気の爽やか店長松江氏。

接客と人間を心から愛する人間なのであろう。最後まで最高に居心地の良い素敵な時間と空間を過ごせたのは、彼のお陰と言っても過言ではない。

お店のサイトに早速私達を紹介してくれた、有り難うございます!


お、まいりんちゃん、お似合いではありませぬか。

 

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19:30に開始し、ラスト23:00まで会話とお酒をたっぷりのんびり楽しんだ。

皆元気そうな笑顔で別れたが、その後、時間差で後遺症に襲われたメンバーも何人かいたようだ。そう、5時間後や10時間後に訪れる後遺症等、激辛ライフは奥深いのである。平日の中、仕事に差し支えがあったかもしれない、申し訳ない。

今回も、一緒にこの貴重な時間を共有してくれた方々ありがとう。この貴重な体験を可能にしてくれた『鳥一代恵比寿店』のスタッフの皆さんと紹介者の辛友氏、ありがとう。 
皆さんこれからも応援宜しくね! 

 

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☆☆☆


次回は芝激辛ストリートにでも繰り出そうか?と、相談している所。芝には同じく『鳥一代』の芝店があり、そこでは参鶏湯の他にハバネロやジョロキアを使った様々な魅力的な料理が用意されている。

12月は皆忙しい時期。ゲスト何名と予定が合うか分からないが、姉妹だけででも開催する予定。急なお誘いがあるかもしれないが、その時は是非検討して頂きたい。

 

ところで最近このサイトの訪問者のレポートをチェックしていたら、検索キーワードの1つに『デスソース 胃痛』というのがあり、それで引っ掛かったんかと可笑しくも切なかった。みなさん、『美人』で検索しようよ。


それでは皆さん、ホットでスパイシーな年末をお過ごし下さい!

 

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姉妹達と一緒で上機嫌の私、ボケてしまったが、ドリーミーで丁度好いのである。

 

 
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